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美術学校を卒業された方々の様な基礎が無いので、自分なりに試行錯誤して基礎を作ろうとしてきました。 安いノートを使って、目に付いたものを描いてゆく練習です。 街中では、「遠近法」を意識して瓦屋根の家やビルの傾斜や並ぶ電柱などを描く練習。 家の中ではアイロンや加湿器などの室内にある物や 室内風景等、とにかく、目で見た形や角度をすばやく描けるように練習をしています。 この練習が美術学校の石膏デッサンやクロッキーの練習の代わりになると信じています。 ただ、これは部分的な物を捉える練習ですので、全体をまとめる練習には「1枚の絵を描く」ことが大切だと思います。 塗り絵の様になってもいいから、線や角度をよく見て描き、芸術家風に崩して描かない。 今までは鉛筆で下絵を描いて色を塗っていましたが、自分の好みはもっとハッキリした絵だと感じてきました。 ペンで描いて色を塗ると、鉛筆よりメリハリが付き、絵の具もクッキリ冴えて見える気がします。 この頃を境に、鉛筆で描いた下絵をペンでなぞって、鉛筆線を消しゴムで消し、下絵を完成し、色を塗るスタイルになりました。 鉛筆描き+ペン描きですので2倍の時間が掛るようになりました。 |