これから透明水彩を始めたい人の為に、少しでも参考になればと思いHPを開設致しました。

専門的に学んだことは有りませんので、的外れなことも間違っていることもあるかも知れません。

皆様の視点で読み進んでください。<(_ _)>

 

*苦手を趣味に

私の30代の趣味といえば「写真」でした、暗室を作り、フィルム、現像やプリント、

40代からは海釣りを始め、これがまた楽しい!(^^)

経費節減で写真は程々に。

12月頃から2月頃までの海風は半端では無い寒さですし、3月4月は花粉症で外出

したく無かったので、冬から春に何か室内で出来る趣味は無いかと書店の趣味コーナーを観て回った所

「水彩画」「淡彩スケッチ」の本が目に入りました。

自分のコンプレックスというか、克服したいと思っていながら何もしないでいるのが3つあり。

「英語が苦手」「字がへた」「絵がへた」

50代突入を期に、「絵」が少しでも上手になれるまで、とにかく3ヶ月は続けてみようと2005年3月から

始めたら、そうしたら、楽しくて!楽しくて! (^0^)v

 

*全く経験の無いかたへ

本屋さんの趣味のコーナーに行くと「水彩画」「淡彩スケッチ」の本が迷う程あります。

絵を始めたいけど「水彩画」「淡彩スケッチ」って何?ジャンルが分かれているの?

自分が描きたいのは「水彩画?」「淡彩スケッチ?」いろいろ意見はあると思いますが、あまり気にする

事は無いです。

道具で変わるといえばスケッチブックの紙質くらいで、水彩画用スケッチブックを使用していれば大丈夫。

小学生の時に使っていた画用紙とは違います、「紙」については後で詳しく。

輪郭線を鉛筆やペンで描いて、それにあっさり色を付けると「淡彩スケッチ」それにもっとしっかり

色を塗ってゆくと「水彩画」になるという考えで如何でしょうか?(^^)境界はあやふや?

私の水彩画?淡彩スケッチ?を始めて1年の流れです

1画材に馴れる練習

2家の中の小物を描く

3インターネットで気に入った写真を描く

4デジカメで風景を写し、家で描く

5野外で街の建物・風景を描く

 

初めは絵の具を均一に塗るのも出来ませんでした。

(意外とこれが難しい、今でも苦労します)

10センチ位の円を描いて、それに色を塗る練習とかしました。

葉書位の大きさの紙に花の絵を描くにもスケッチして色を付けて、初めの頃は2時間位掛かりました。

鉛筆で何度も描き直し、色を塗って、仕上げる。

なぜ難しいか?

3次元をスケッチブックに2次元で手描きで表現する脳の回路が十分に出来ていないから

だと思います。

子供の頃の自転車の練習に似ていると思います、回路が出来るまでは辛いけど

一度乗れてしまえば自分の財産。

とにかく3ヶ月は頑張ってみましょう(^^)ファイト!

 

*本を読む程迷いの迷路

絵の教室に通う余裕が無いので、本を師として始めました。

もし貴方が、誰かに教えてもらえるなら、その人の指導で頑張って下さい。

「水彩画」「淡彩スケッチ」の本は、経験豊かなプロの方々が書かれています。

その人達の云う「簡単に描ける」というのは、まったく下手な基礎の無い素人の私には

難しいこと。

スケッチの「線」の引き方1つでも、著者により180度違う教え方。

長い線を引くにも

「線は迷い無く一気に綺麗な線を引いてください、多少間違っても引きたさない」

「長い線は、一気に引かず、とぎれとぎれの線を繋げて味を出しましょう」

「かすれても良いから何本も引いてみて」

とにかく迷うばかり(^^;

十人十色の水彩の描き方があるということですね。

では、「水彩画」「淡彩スケッチ」の本を選ぶにはどうしたら良いでしょうか?

「ちょっと頑張ればこのページのこの絵なら描けそう」と思える本を購入してください。

1ヶ月はその本だけで透明水彩の基礎を学んで下さい、他の本も買いたくなって来ますけど

ちょっと我慢してね、別の本を買うとそこから迷いが始まります。

 

*絵の具で迷うこと

「水彩画」「淡彩スケッチ」で使用されている絵の具の多くは、私たちが小学校等で使っていた絵の具

では無く、「透明水彩絵の具」というのを使用しています。

学生の頃使っていた絵の具は「不透明水彩絵の具」一般には「ガッシュ」と呼ばれています。

「透明水彩絵の具」は、文字や線の上に塗っても、下の文字や線が透けて見えます。

黄色を塗って乾かし、その上に青を塗ると、重なった所は緑になります。

その透明感を生かして描くので「スケッチ線の引き方」にもこだわりが出てくるのです。

「透明水彩絵の具」には固形とチューブの2種類があります。

固形は濡れた筆で表面をなぜて筆先に絵の具を含ませ、パレット上で水で薄めて使います。

チューブはパレットに色を出して乾かして固形にしておき使用します。

小学生とは違う「大人の絵の具」の感じが良いですね(^^)

 

 

*スケッチブックで迷うこと

スケッチブックという響きから、勝手に安いものだと思い込みがありました。

初めて買った本を参考に画材を揃えた時買ったスケッチブック。

アルシュ185g 26cmx36cm 20枚が糊付けされている通称ブロックタイプ

これが5775円 1枚換算289円

 (@0@; おっぉぉおおっっっっっっっっぉお! 

これじゃー○や△を描く練習に使っていたら破産だー!

(勿体ないので使えず、1年経過した今でも15枚程残っています、

上達したら作品をこれに描こうかな?)

今私が主に使っているスケッチブックはラングトン300

紙は厚い程水を吸っても曲がりが少ないので300gは良いですね。

3次元を2次元する脳の回路作りの練習には、スケッチブックでは高価過ぎます。

100円ショップのクロッキー帳等で思う存分練習しましょう、ちょっと気に入った

デッサンが出来た時は、コピー用紙位の厚みしか有りませんので淡彩で着色。

ヨレヨレになりますが気にしない、雰囲気は確認できます。

室内に飾りたい、1枚ちゃんと描き上げたい、色の発色やニジミの練習をしたい場合は

ちゃんとスケッチブックを使いましょう。

絵の具もスケッチブックも道具です、使ってゆかないと良いところ悪いところが分かりません。

 

*デジカメとインターネットの活用

絵が上手になりたかったら、とにかく描くこと。

でも、全然興味の無いものを描くのって練習とはいえ、つまらない。

外で描くのは恥ずかしいし、家の中だけだと描きたい物にも限界があります。

そんな時にインターネットで「世界遺産」の写真を描いてみたり、俳優の顔写真を描いてみたり

動物を描いたり、有名な絵を真似して描くのも良い練習になります。

気に入った風景などデジカメで撮影して、自宅で描くのもいいですね。

とにかく鉛筆で線を描いて絵の具で塗るのが楽しくなれば上達間違いなし!

物や風景を描くときに、デジカメで同じアングルで撮影しておき

出来上がった絵と比べるとデッサンの狂いが良く分かります。

現場で風景を撮影出来なくても、描いた絵をデジカメで撮影して、パソコン画面で観ると、

客観的に見えるせいかバランスの悪いところが良く分かります。

描いた絵はデジカメで撮影してパソコンで観る習慣をつけて下さい。

次の絵を描くときの反省にしましょう。

皆始めは下手であたりまえなのですから、自分の絵をここの掲示板に堂々とアップしてみて下さい。

下手を楽しみましょう。(^^)

 

 

*捨てない

絵を始めたら、落書きみたいなデッサンでも捨てないで保存しておいて下さい。

自分がどの様に絵を覚えて来たか、どれだけ進歩出来たのか、また、絵を描いたその時々の

想い出まで蘇る大切な財産になります。

気長に楽しく、のんびりと(^0^)

 

     長い文にお付き合い頂きまして、ありがとう御座いましたm(_ _)m

     絵を観てご意見を頂ければ、随時その絵にコメントを反映させて行きたいと思います。

 

{水彩を始めて1年目で私の感じた事です、諸先輩方、著者の方々、製品等を否定するものではありません。}