10-02

 

img025-1.jpg

 

東京スカイツリータワー  墨田区

コットマンF2(0) 

 

墨田区に建設中の

新東京タワー「東京スカイツリータワー」

 

去年の8月にスケッチした時は

100

このスケッチをした現在289

半年で200m位伸びたんですね!

完成は634

下記HPから「今」の高さがわかります。

http://www.tokyo-skytree.jp/

 

 

隅田川を挟んだ台東区側のテラスからのスケッチ。

画面下の中央より右に伸びている黄色い橋は、車は通れない人の為に作られた「桜橋」

 

万年筆で線描きとタワーの黒い部分を塗り

あとは淡彩仕上げ。

 

線描き:1時間

着彩:15

 

img014-2はや月も さし昇り、くまなく見ゆる向こう岸

小舟もようて(浮かんでいる)

舟長が笠傾けて眠り居る

 

清姫:船頭さ〜ん!船頭さ〜ん!

   急いでいるので向こう岸まで渡しておくれ

 

 

img021-1船頭:あんたごちゃごちゃうるさいね!

   眠いのじゃ、明日になったら渡してやる

清姫:明日まで待てぬ今すぐ道成寺に

行かねばならぬ

船頭:(そういえば、昼間イケメンのお坊さんに

   若い娘が追って来るので、

命に係ることだから

絶対に渡さないでと頼みこまれたな)

 

img018-1船頭:だめだ!おまえは渡せぬ!

清姫:お願いです!

渡れぬと焦がれ死んでしまいます!

船頭:女の焦がれ死というものを

   一度も見たことがない

   さらば見物しようか

   さぁ!焦がれ死んでみろ!

清姫:ここまで来て、おめおめと帰られようか!

 

死んでもよい覚悟で清姫川に飛び込み浮き沈み、、、もがいているうちに、、、、

img015-1

舟長びっくり わななき声

ヤレ恐ろしや、凄まじや

鬼になった、蛇になった

角が生えた、毛が生えた

 

 

 

img026-1

ざぶんと飛び散る水煙

跳ね立て跳ね立て泳ぎだし

目をいからせ

恨みの猛火を吐き散らす!

 

 

 

 

 

img012-1

なめ殺されてはなるまいと

舟を乗り捨て

駆け上がり

堤の原を横切れに

命からがら逃げてゆく

 

 

img007-1

怒り恨みの炎の一念で

ざんぶ、ざんぶと泳ぎ出す

 

 

 

 

img022-1

難なく岸辺に泳ぎ着き

照る月影を見渡せば

棟門高塀白々と

いらか並べ

供養の庭にぞ着きにけり

 

 

 

 

 

 

 

img004-1鐘に隠れた安珍の

はみ出す袈裟を見逃さず

清姫鐘に巻きついて

恨みの炎で焼き殺す。

安珍清姫

コットマンF2 細目

 

外は寒いし、写真から風景を描く意欲も出ないでいたら、友人からイベントで使いたいからと、「安珍清姫」の「日高川」の場面の依頼が来たので描いてみました。

(絵の勉強ですので、ボランティアで描いています)

 

普段描いている風景スケッチは、実景を見て描いていますが、今回は文字から場面を想像して描くので、描けるかどうか不安でしたが、質はともかく、とりあえず友人からOKをもらったので一安心。

 

「安珍清姫」紀州に伝わる伝説

928年の夏、奥州より熊野に参拝に来た超美男子の僧「安珍」が、途中泊めてもらった家の娘「清姫」に一目ぼれされ迫られるが

参拝の途中の身であるので帰りに寄ると言いながら、寄らずに帰ってしまいました。

騙された清姫は安珍をおいかけ、途中追いつくが、つれなくされ再び逃げ出す安珍に清姫の怒りが爆発!

道成寺に逃げ込んだ安珍を追って

蛇(龍)に変身して川を渡り

鐘に隠れた安珍を焼き殺し

その後清姫は入水したというお話。

 

絵は清姫が安珍を追って日高川の川岸にたどり着いての場面から

(セリフなどは簡略してここでは表示しています。)

 

 

とにかく古い話なので

内容も諸説いろいろです。

img003-2

安珍清姫シリーズで、まず印刷用に「一番最後」の場面を依頼され

一番初めに描いたのがこの絵

友人に見てもらったら

「安珍がリアルに黒こげになっていそう、、、

もっと絵本風に」とのことで、一連の絵になりました。

img029-1-1

img030-1

妖怪シリーズも依頼されたので(^^;)

 

 

牛鬼、河童、かまいたち、

赤ちょうちんお化け、一つ目小僧

から傘妖怪